2022/09/27 14:22

「f/1ゆらぎ」にずっと惹かれていて

自分が作るものに「ゆとり」を
反映させたいと思ってきました。

私たちは規則性の中にある不規則性
「ゆらぎ」に心地よさを感じるのだとか。

たまたまTVで録画しておいた、
ドキュメンタリー番組
「最高の木を求めて あるバイオリン職人の4年」
を見ました。

原題:The Quest for Tone wood
(ノルウェー2021年)

あらすじは子供の頃バイオリンの音色に
恋をした男性。
大人になってイタリアのクレモナに移住。
バイオリン職人になります。
ストラティヴァリウスよりさらに
良い音色のバイオリンを、
お気に入りの女性バイオリニストのために
作りたいと、つてを求め木を探しに
ボスニアヘルツェゴビナへ。
困難を乗り越え運も重なり
ついに目的を達成します。
個人的に最終章では、今でも折にふれ
心の中によみがえるいくつものシーンが
展開します。

今回のケーキサーバーにシンプルな
シンボルを入れたいと思い調べていたら、
バイオリンの表に刻まれている二つの孔が
「f字孔」と知りました。
そしてその孔からバイオリンの音色が
出てくるのだとか。
「C」や「S」では良い音色が出ない。
同じ「f」でも良い音色の出る形には、
バイオリン職人の技量が反映されると。

このドキュメンタリーと、
今まで自分でこだわってきた
「f/1ゆらぎ」が結びついた気がして
「f」に思いを新たにしたのです!